練習について①では毎日コツコツ練習するのが大切とお伝えし、練習について②では準備段階から丁寧にすることが大切とお伝えし、練習について③では片手での練習の大切さをお伝えしました。

今回は両手の練習の話をお伝えしていきますが、ここでは「とにかく両手に慣れる事!」これに尽きると思います。

練習シリーズ
練習について①
練習について②
練習について③
練習について④

慣れるために必要な練習

反復練習

慣れるためには、繰り返して覚えていくのが1番!ただし、全体を通すよりも、もっと短い区切りにした方が効率が良いです。
全体を通しているうちに、次に気を付けようと思っていたことが、なんだか分からなくなってしまって、また同じミスを繰り返したり・・・という事がないよう、なるべく注意するポイントが覚えておける長さに分けて、そのポイントを意識しながら練習すると、スムーズに弾けるようになるのも、早くなるかと思います。

ゆっくり練習

いきなり仕上げのようなテンポで弾き始める人が多いですが、まずはとってもゆっくりにして合わせていくと、ミスも少なくなりますし、見落としなども防げます。なにより、頭に余裕も生まれるので、よく音を聴くという事も出来ます。

部分練習

反復練習と似ていますが、もっとピンポイントで弾きにくいところ・弾けないところを取り出して練習していきます。

慣れてきたら、その部分と前の部分を足して。。。さらに慣れてきたら後ろの部分も足して。。。それでOKならば、1つのまとまりを通してみましょう。

それでも弾きにくければ・・・

また片手の練習をしていきます。
弾けていると思っていたところが、意外に怪しかったり、実は弾けていなかった・・・という事もありますので、もう一度確認してみて下さい。

番外編

反復練習や部分練習をしてみて、気付いた事や注意したい事があれば、言葉にして楽譜に書き込むのも良いと思います。言葉にしてみると、案外すっきりしたり、また、次の日も「この部分はこう気を付けるんだ」と、思い出すきっかけになります。