ヨハン・セバスチャン・バッハ 主よ、人の望みの喜びよ

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ヨハン・セバスチャン・バッハ

ヨハン・セバスチャン・バッハ(Johann Sebastian Bach 1685年3月31日‐1750年3月21日)はドイツの作曲家で音楽の父と呼ばれています。

バッハ一族は音楽家を多く出していますが、特にヨハン・セバスチャン・バッハは功績も大きかったことから「大バッハ」と呼ばれ、他のバッハと区別されることもあります。

ベートーヴェンはバッハの事を「バッハは小さな川ではなく、大海だ」と言っています。
※バッハはドイツ語で「小さな川」の意味。

主よ、人の望みの喜びよ

1723年に作曲した教会カンタータ「心と口と行いと生活で」の終曲コラール「主よ、人の望みの喜びよ」が今回お届けした曲です。
実は、この題名、原題であるドイツ語を英語訳して、さらに日本語訳にしたものが、定着してしまっています。

ドイツ語 「Jesus bleibet meine Freude」 イエスはわが喜びであり続ける

英語 「Jesu, Joy of Man’s Desiring」 主よ、人の望みの喜びよ

よくよく読んでみれば似ているような・・似ていないような。
私自身、この曲を弾いて調べるまで、「主よ、人の望みの喜びよ」って、どういう意味なの??と疑問に思っていました。

歌詞と訳

<歌詞>
Jesus bleibet meine Freude
meines Herzens Trost und Saft,
Jesus wehret allem Leide,
er ist meines Lebens Kraft,
meiner Augen Lust und Sonne,
meiner Seele Schatz und Wonne,
darum lass ich Jesum nichit
aus dem Herzen und Gesicht.

<訳>
イエスは私の喜びであり続ける
私の心の慰めと力の源で
イエスが全ての悩みに抵抗する
彼は私の生命の力だ
私の目の楽しみと太陽だ
私の魂の宝と恵みだ
だから私はイエスを放さない
私の心と視界の外へは

英語訳だけ見ると、人の望み=野望?願望?なんて、思えてきますが(私だけかもしれませんが・・・)、実際はキリストへの信仰心、キリストの存在が人々の希望であるという事を歌ったもののようです。

※教会カンタータとは・・・
教会の礼拝用に書かれた曲の事。オーケストラの伴奏でコラール(讃美歌)とアリア(独唱曲)が交互に書かれています。

Rieの一言

日本人でキリスト教ではない私からすると、すごい信仰心・・・
という気がしますが、ある事を思い出しました。

留学している時に大家さんのおばあちゃんが「朝起きて、足が痛くて痛くて仕方ないときは、マリア様にお祈りするの。そうすると痛みが無くなっているのよ!」と言っていました。

その時に、人の信じる力ってすごい。この人々の信じる力や信仰心がこれだけ大きなクラシック音楽というジャンルを作りあげたんだ・・・と、なんとなく頭では分かっていたことを、実際に目の当たりにし、大きな衝撃を受けた思い出があります。

そして、その土台を作り上げたのがバッハと言われています。
一時期は、忘れられていたこともあったようですが、音楽家の間で細々と受け継がれてきました。後に再評価され、現代の音楽にも大きな影響を与え続けています。

動画では音楽の美しさだけでなく、キリスト教の方の気持ちや、映像にも載せました、大きな教会で聴いている気持ちでご覧いただけたら嬉しいです。

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