2024年7月14日(日)に第10回ピアノ発表会が終了しました。

今回は10回という記念の回という事もあり、普段のホールよりも大きなホールで開催したいと思っていました。
大田区の中で500人程度のホールというと、大田区民プラザ。改修工事が長引くというのは聞いていたので、無理かなと思っていたら、2024年の夏以降には再開予定と聞き、抽選に申し込みました。結果は落選・・・

持ち前のくじ運の悪さにガッカリしつつ、定期的に空き状況をチェックしていたところ、7月14日が全日空きになっている!すぐに問い合わせたら、本当に空いていました。即予約をしに行き、無事に開催できる事になりました。(予約している最中にも、この日のお問い合わせがあったので、本当にラッキーでした♪)

開催が決定したら、あとはどういう内容にするか。
コロナ以前はほぼ全員がソロとアンサンブルの2曲に出演していましたが、コロナ以降は接触を避けた方が良いという事で、アンサンブルをなしにしていました。が、昨年にはアンサンブルがメインのコンサートを企画したりしていたので、今回は以前のスタイルの「ソロ+アンサンブル」という形で開催する事にしました。

とはいえ、どんなアンサンブルにするのか。ある程度テーマやシリーズにまとめたかったので、生徒さんに相談。よい案を貰えたので、それを元に2つのグループに分けて企画をしました。そして、今回初めての試みである「ハンドベルアンサンブル」も、始めたての生徒さんを中心に演奏してもらう事にしました。

このハンドベルは小さなお子様でもご年配のかたでも、気軽に挑戦できるので、今後活躍する機会を増やしていきたいと思っています。

メインのソロですが、始めたての生徒さんには「まずは舞台に立って演奏できる」&「上手に出来た!」という事を経験してもらいたいので、無理のない曲を数曲選び、その中から生徒さんに気に入ったものを選んでもらいました。
普段の曲とは違い、細かな点まで気を付けるのは大変だったかもしれませんが、全員堂々と弾き切る事が出来ました。

2回目以降の生徒さんは「ちょっと背伸びした曲」を意識しつつ、気になる曲や曲想をリサーチして、数曲の候補をお渡しし、そこから選んでもらいました。余裕そうにしていたら、急に不安になってしまった子、間に合わない!と焦ったけれど、本番は落ち着いて弾けた子、練習から本番まで、常に安定していた子などなど、様々でしたが、全員頑張って演奏していました。
練習して本番を弾いて終わり!!ではなく、今回の練習で学んだ事を一緒に確認しつつ、さらにステップアップしていきましょう。

そして、上級の生徒さんたちは、本当に頑張りました。中学生で音大生が取り組みそうな曲にチャレンジしたり、大人っぽい曲にチャレンジしたり。ほとんどの生徒さんが「この曲をやりたい!」と、自分から曲を持ってきてくれました。
やはり、難易度の高い曲を仕上げるには、普通の練習だけではなく、工夫した練習やより細かな練習が必要という事を実感したのではないかなと思います。その上で、音の出し方、流れ、想像力など、色々な要素が必要になってきますが、「大変」というよりは「楽しい」「興味深い」という感覚で取り組めた子が多かったように思います。

ピアノ教室を開く時に「ピアノを生涯楽しめるようにレッスンする」という目標があったのですが、少しずつその目標が花開いているように感じる発表会でした。また、今回は出ない生徒さんがお手伝いを率先してやってくれ、とても頼もしかったです。

次回の発表会、また初心に戻ってしっかりと計画していきます♪